こんにちは!人生100年現役を目指すアラフィフ、もよです。
ハルメク主催の「きくち体操講演会」に行ってきました。
この記事では、講演会の内容を、心に刺さった「内臓を躾ける」というお話とともに熱〜くお伝えします。
菊池先生は2024年3月で90歳!
お祝いの気持ちを込めて、いざ~!
きくち体操講演会の内容と驚いたこと
2023年9月29日、有楽町にある朝日新聞記念会館の朝日ホールにて。
主催者ハルメクの編集長さんらによる紹介の後、大きな拍手とともに、菊池和子先生が小走りに登場。
小走りできる高齢者ってなかなかいない!
軽やかすぎる!
筋肉や骨の解剖図をバックに、約1時間半、語り尽くしてくださいました。
教室では聞けないお話や、本にも書いていないエピソードがたくさん。
足首回しなどの代表的な動き方も、参加者全員で行いました。
前方の席の人には、菊池先生が壇上から直接指導。
「そこのあなた、もっとこう」など!
客席の一人ひとりが、裸眼で見えるだけでも驚き!
会場全体は、きくち体操のインストラクターの皆さんが、点在して声掛けくださいます。
特に驚いたのは、先生ご自身の「脳」と「体」の素晴らしさです。
まるでエンターテイメント!場を盛り上げる「脳の力」
これこそ、きくち体操で育て上げた「脳」なのか・・・
きくち体操に馴染みのない人にも分かるように分かりやすく解説する。
よくある高齢者像などをモノマネも取り入れながら笑いを誘う。
でも重要なところは、シリアスにキチッと締める。
場を読みながら観客を巻き込む話術は、まるでオーケストラの指揮者みたい
笑い8割、真剣2割。
大げさでなく、世界のエンターテイナーかと思うほど!
様々なエピソードを用いて、人体が宇宙のように素晴らしいこと、自分で体を良くしていける方法を、渾身の力で伝えてくださる。
エンディングでは感動して、私の頬には涙が流れました(T_T)
目にハンカチを当てていた観客は見渡すだけでも何人も。
大規模なイベントの主役をやりきることは、「脳」がクリアでフル稼働できてこそ。
昭和一桁生まれの菊池先生、アンビリーバボー!
水も飲まずに立ち歩き続ける「体の力」
加えて驚いたのは、先生の体力です!
教室でもエネルギッシュですが、講演会はずっと体力を使うはず!
先生は、姿勢良く歩きながら1時間半、ほぼ立ちっぱなし。
イスに座って足首回しを教えた時以外はずっとです。
服装は、首元が広く開いている、いつもの赤い服とショートヘア。
自分だったら、首元がスースーして辛くなりそう^^;
声はお腹から出ていて、最後までかすれず澄んだまま。
講演の間、水は一滴も飲まなかったにもかかわらず、です。
私なら口が乾いて全然ムリ…
終盤になるほど動きに力が入りつつも、疲れる様子はみじんもない。
教室とは違う大きな会場でもエネルギーが有り余る。
とても90歳目前(当時)で成せる技とは思えない…
普段と違う場面でもゆるがない、菊池先生の「体力」にも驚きを隠せませんでした!
脳とつなげて体を動かし続けた賜物!
頭をガツンとやられた「尿もれ」の話
数々のお話の中から、特に衝撃的だった話を1つだけご紹介します。
それは中高年にありがちな悩みの一つ「尿もれ」の話^^;
先生は講演の中で、「尿もれパッド」が飛ぶように売れる世の中に懸念を表明。
病気でないのに「これがあれば安心ね」なんて思っちゃだめ!
体から意識を離してるところから弱っていくのよ!
全部、脳なの!!
と力説。
衝撃を受けたのはここからです。
あなたが躾けていくの、内臓を!
「え?」(←私の心の声)
おうちにいれば、ちょっとくらい漏らしてもいいんだから!
出るからお手洗いに行くわ、じゃなくて、出るけどちょっと我慢してみようとか。
もうちょっと、もうちょっと、と我慢してみて、脳で覚えていくようにする。
内臓はちゃんとそれに従って力を備えていく。だめだと思ってしょっちゅうお手洗いに行くと、体も「もういいんだな」となるから!
「がーーん!!」←心の衝動
「脳と体をつなげるとは、まるで躾けのようなこと…しかも内臓まで!?」←放心状態
菊池先生は、本にも下記のように書かれています。
私は85歳になりましたが、夜中にトイレに起きることはありません。本来はそれが当たり前のことだと思います。そのために意識してきたのは、腹筋と股関節周りの筋肉を弱らせないということです。
引用:菊池和子著『医師が認めた!究極のきくち体操』
世の中がどんどん便利に、なんでもラクにできるようになれば、人間の体に備わっている、そうした素晴らしい能力を使わなくなってしまいます。使わなければ、その能力がどんどん衰えていくのは当然のこと。
引用:菊池和子著『きくち体操「心」の教室』
要は、便利なものを使ってラクをすることは、体から意識を離すこと。
体を訓練する機会を失っているともいえる。
小さな変化を危機感をもって捉え、諦めずに脳とつなげるようにする!
尿とりパッドは最終手段、ということか!
躾けとおっしゃいましたが、決して「体を叱りつける」という意味ではないと思います。
講演会では、何度も「体に感謝」との言葉がありました。
「世界にたった一つの体だから、ダイヤモンドより価値があるのよ」とも!
体に熱い思いを込めて、
「お願いだから、もう少しがんばって!」
と感謝しながら励ますように対話するということ。
菊池先生が今だに肉眼で新聞が読めたり、夜中にトイレに起きないということも、日々の体との対話あってこそ!
叱るのではなく愛のムチ!?
「体の機能を諦めない」ということの本質を叩き込まれ、喝をもらった気持ちです。
人生100年現役を目指す私は「やはり、きくち体操をやるしかない!」と思ったのでした
柔らかいものばかり食べてる場合じゃないゾ
後から教室で伺った話
健康保険を使ってこなかった、と仰る菊池和子先生。
「順風満帆」とか「病気にならなかったのはたまたま」と思われがちですが、、、
以下のような壮絶な経験もされたそう。
- 2歳の時に手に大やけどを負って、必死に指を動かして機能を回復された
- 脊椎への外傷により、長期にわたり強い痛みがありつつも、諦めずに動かして戻した
だからこそ、人の痛みや辛さも分かるし、
自分の体を諦めないことの大切さも身にしみていらっしゃる。
体の素晴らしい回復力を信じて諦めない、ということ!
かけがえのない体と対話する日常を大事にするんだね!
きくち体操講演会に足を運んだワケ
私が菊池先生の講演会を聴いたのは、今回が2回目です。
前回行ったのは、6年ほど前。きくち体操の教室に通い始めた頃でした
迷いながらも行くことにしたのは
きくち体操の真髄を心に刻みたかったから!
というのは、ただのカッコつけ!ぐふふ
正直、喝を入れてほしかったのです。えへへ
きくち体操の教室に通っている私ですが、家ではついサボりがち。
コロナ禍で教室に行っていなかった時期もあり、到底足りていない自覚がありました。
インストラクターの先生から「講演会は今回が最後、と菊池先生はおっしゃってます!」
と伺い、尚さら行かねば、と思ったのです。
実際、行ってみてどうだったのさ!
今度こそ、毎日真剣にがんばろうと思ったわさ!
実は、菊池先生は毎年「今年が最後よ」とおっしゃっているそう^^
90歳になられてからも、毎年の開催に期待します!
世界に例をみない、体の活かし方を語る生き証人!
菊池先生、ハルメクさん、インストラクターの先生方。
今後ともよろしくお願いします~
菊池和子先生の貴重なお話に感謝しつつ、さらなるご活躍を祈念いたします♡
以上、『きくち体操講演会2023:”内臓をしつける”に心打たれた現場レポ』をお届けしました。
当ブログは「人生100年現役を目指すアラフィフのお悩み解決ブログ」です。ぜひ他の記事も見ていってくださいね♬
6年前にきくち体操を始めた頃のレポートはこちらです!
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